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 コンビニのバイトが最後の日で、お菓子の詰め合わせをもらった。長く勤めたのもあるが、皆のお子さんと同じくらいの年なのでより一層可愛がってもらったと思う。

 研究室に行ったらひなたちゃんがいた。     ひなたちゃんはエクセルの使い方が面白くて、スマホの電卓で計算した数字を入力している。だから計算方法が違うと訂正にアホみたいな時間がかかってしまい大変そうだった。データ打ち込んだら早いよと言ったら、「今は金もらってねぇかんね!金もらってんならちゃんとやる!」と言っていて元気が出た。良い会社に勤める予定なので今後が心配だ。

 家庭教師先のYさんが、心療内科の先生に「自信というものは無い」と言われたらしい。私も中学校生活の中で自信が無い時に思い至ったのと同意見だった。

 自信という言葉を微分すると、やるかやらないかの選択の樹系図になる。例えば弓道だったら、肩を下げるか下げないか→手の内は揃えるか揃えないか→顔向きは定めたか定めないか→→みたいな。どこかで一個間違うと、正しいグラフにならないからね。私は自分に自信が無いから、乙女ゲームの攻略みたいに正しい方を選択していく。こうすれば自信なんていうふわふわした言葉に惑わされずに済むし、自動的に正しい図形の線が引かれる。

ひなたちゃんはこういう考えの過程を吹っ飛ばして、金もらえればできる!というところが本当に格好良い。実際こういう人は最初はダメでもすぐにできてしまうんだよな。