仕事で板挟み。
私は相手の立場になるというのは苦手だが、大変さや気苦労は慮れていると思う。でも労働者だから、組織の方向性をどうしても遂行しなければならない時がある。
今日は「自分の子どもがそうで同じこと言われたらって考えてみてよ!」とか「伝言ゲームじゃないんですよ」等、いろいろ言われた。仕事ならこういう言葉も受け流せると思っていたけど、辛い。
久しぶりに塾の先生に電話を掛けた。6年ぶり。
こんな私でも塾に行けたのかと思うが、ちょっとした経緯がある。高校生の時、過食による自己意識の希薄化、勉強にも追いつけなくなっていった。その頃やっと父親に塾に行きたいと言い友達が入っている塾の名前を伝えたら、翌日父親に「あの塾なんであんなに高いんだ、怒鳴ってやった」と言われた。父は頭がおかしいのでそういうことを平気でする。他に塾生もいただろうに、たぶん玄関で怒鳴ったんだと思う。それで父親は、姉が通っていた中学生用の塾に私を連れて行った。周りは中学生だらけで、知り合いの弟もいた。姉が通っていたから月謝はいらないと言ってくれて、ありがたかったのだけど、私にはお金をかけたくないんだな~と思った。その先生はすごく優しかった。平日に行くと晩御飯も出してくれたし、日曜日は私のために午前いっぱい勉強を教えてくれた。無料の塾に行かせられてると当時は悲しかったが、先生との出会いは奇跡的なものだったと思う。
先生には、摂食障害で好きなだけ勉強に打ち込めなかったこと、やりたいことがなかったから親の言うとおりに農学部に入ってしまったこと、発達障害の子を見てやっぱり精神科で働きたいと思い、今は精神科で働いていることを伝えた。そりゃ頑張んないとな~と言われた。なんでかは分からないが、話しているうちに泣けてきた。自分のことを話すと泣けてくる、けど今日はどうしても誰かと話さないと夜を越えられないと思った。
「先生最近耳が遠くなってしまってよ~、もうちょっとゆっくり話してくれると嬉しいの~」なんて言うので心配にもなった。元々真っ白な頭のおじいちゃんだったが、スタイルも姿勢も良い人で、めちゃくちゃ頭も良かった。コロナを機に塾は閉めてしまったらしい。
先輩も皆フォローしてくれるけど、私の伝え方に問題があると思う。状況的に仕方ないのが4.5割、伝え方2割、相手の言い分が無茶3.5割。本当に私は…、分かっていても火に油を注いでしまう。まずいなと分かっていても、それ以外の方法が浮かばない。なるべく全てが穏便におさまるようにしたいだけなのに。
明日は相談に乗ってもらえるので、資料を用意して寝る。